先輩フォレストワーカーインタビュー

大瀬良 勇一さん
津野町森林組合
大瀬良 勇一さん
  • Iターン
  • 転職
  • 林大卒業生

福岡県出身の大瀬良さん。塾講師として働いていましたが、健康的な生活につながる仕事がしたいと林業就業を決意。
林業大学校に入学、数か所でのインターンシップを経て、津野町森林組合に就職しました。

転職して林業に就業していますが、前職ではどのような業務をされていましたか?

前職は塾の講師(専門は数学、理科、英語)で、福岡で12年ほど勤務しました。

高知に移住したきっかけや林業を始めた理由を教えて下さい。

仕事として体力維持ができ、健康的な生活が送れる職業はないか検討したことが、林業への就業に繋がりました。前職では平日ほとんど身体を動かす機会がなく、健康維持のため休みの日に運動をしていましたが、基本的に運動が好きではないので、それがストレスになっていました。

林業は専門的な技術を習得すれば、体力の続く限り長く続けていけるので、それもこの道を選んだ理由です。

高知県立林業大学校での研修(研修内容・研修生とのネットワーク等)は現場作業にどのように活かされていますか?

現場で必要な資格は研修中にほとんど取得できているので、作業に支障を及ぼすことがありません。 同期が同じ事業体にいることも何かと心強いですし、他の事業体に就業した同期の動向も励みになっています。

大瀬良 勇一さん

どのようなステップで津野町森林組合に入りましたか?

林大で1年間の研修後、インターンシップを何社か経験しました。その中から、指導の仕方がすごく丁寧でこちらの動きをよく見てくれている班長がいた、津野町森林組合に入りました。

インターンシップで様々な事業体において就業体験できたことが決め手となりました。各事業体を比較検討し、自分に合ったミスマッチのない選択ができました。

働きやすさや職場環境など、働き手から見た津野町森林組合の特徴を教えてください。

業務内容は、国有林や町有林での林産施業が多いです。組織風土としては、厳しい上下関係はなく、困りごとや相談ごとも話しやすい雰囲気があります。

こちらに就業して9年目ですが、不満などは特にありません。何か気になることがあっても、組織の上の人に相談すると、きちんと話を聞いてくれて改善に向けて動いてくれるので、仕事がしやすいです。

津野町森林組合で担当している作業はどのような内容ですか。1日の流れとともに教えてください。

朝は現地集合で、勤務時間は8時~16時くらいです。3~5名の班での架線集材による収入間伐や切り捨て間伐に関わる業務全般に携わっています。たまに造林業務(地拵え、植付け、下刈り等)もあります。

大瀬良 勇一さん

班としてはたらくなかでの作業やコミュニケーションにおける工夫があれば教えてください。

各自離れた場所で作業するため、連携には無線機の使用は必須です。それぞれ相手の状況を想像した動きが求められます。ケガが起きやすい仕事なので、作業中は常に集中しています。

基本的に作業はチームで行うので、自分のことだけでなく、周りの人たちの作業状況も気にしながら仕事をするように心がけています。作業内容の確認などはするが、作業が始まれば基本的に各自で集中します。良い意味で不必要な人間関係やコミュニケーションがなく、ストレスが少ないです。

大瀬良 勇一さん

林業の仕事の魅力と大変なことをそれぞれ、教えてください。また、林業のやりがいはどんなことでしょうか?

林業は大自然の中で身体を使って仕事をしますし、自然が相手のためストレスもほぼないので、かなり健康的な生活が送れる職業だと思っています。特段苦労といえるものはありませんが、挙げるとすれば夏場の熱中症には注意が必要です。

林業のやりがいは身につけた技術で思い通りの抜倒、集材、造材ができたときの達成感です。自分のねらい通りに伐倒ができたときの爽快感は、9年間やっていても未だに衰えることがないです。(ドーパミンが相当出てるんじゃないでしょうか。笑)

また、いかに丁寧に効率よく作業(伐倒、集材、造材など)を進めていけるかということもゲーム感覚で楽しんでいる部分があります。

高知県に移住して感じた地域の魅力は何ですか?

山間部の生活だと良い意味で刺激が少ないので、心持ちがのんびりして楽になります。 また、時間に追われる感覚がないので、穏やかに過ごせていることを実感できます。

これからの林業を目指す方へのメッセージをお願いします。

事業体、居住地域、生活スタイル等について、できる限り情報収集し、比較検討して十分なシミュレーションをしておくことが大事です。

技術面、体力面で不安に感じるとは思いますが、習得困難なスキルはないので、慣れれば問題なく何とかやっていけます!