令和5年度 開催報告
- 高知会場
- 第1回
高知県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 令和5年 7月29日(土)
- 13時00分〜16時00分
高知県立森林研修センター研修館
講師・ゲスト
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- 峯本 泉 氏
- 合同会社フォレスト高知 代表社員
高知県立林業大学校 講師
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- 水島 守三郎 氏
- 香美森林組合 班長
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- 公文 貴斗 氏
- ㈱とされいほく
高知県の先輩林業就業者を紹介した動画「84われらが責務」を視聴して、林業の仕事の概要について学びました。
高知県林業労働力確保支援センター所長の浜田さんの開会挨拶に続き、ゲスト、高知県庁、高知県立林業大学校、同県林業労働力確保支援センター職員による自己紹介を行いました。
高知県立林業大学校の森本さんが講義を行いました。林業の仕事内容に関する「林業の基礎知識」に始まり、「高知県の森林の特徴」、「地形と作業システムの関係」、「林業事業体」、「安全対策」などについて、わかりやすく解説しました。
高知県林業労働力確保支援センターの坂本さんから、林業就業へのみちのりや用意されている支援内容を説明しました。情報収集からはじまり、体験・就業とその先のスキルアップに至るまで、就業希望者・就業者それぞれの段階に応じた手厚い支援を紹介しました。
高知県立林業大学校の森本さんから、林業大学校について説明を行いました。1年単位で学ぶ基礎課程と専攻過程のほか短期過程があり、ニーズやキャリアに合わせた充実したカリキュラムが組まれていることや、学校生活や卒業後の進路、研修生募集について紹介しました。
講義終了後に屋外へ移動し、チェーンソー体験を行いました。まず、高知県立林業大学校講師の峯本さんがチェーンソーの安全な使用方法を説明・実演し、続いて香美森林組合の水島さんと㈱とされいほくの公文さんのサポートのもと、参加者の皆さんが安全防具を装着して実際にチェーンソーで丸太を切る体験をしました。
後半は再び室内に戻り、参加者とゲストや、高知県庁、林業大学校、支援センターが車座になり話をする時間を設けました。
はじめに、3人のゲストの仕事や生活の様子のスライド写真を見ながら、ゲストが自己紹介しました。その後は参加者の自己紹介と質疑応答となり、まずゲストの3人が林業に興味を持ったきっかけや林業の魅力とやりがい、また、苦労したことや辛いことについてお話しされました。参加者からは、山主と森林組合の関係や1日の仕事のスケジュールなどについて質問があり、ゲストは経験を交えてわかりやすく率直に回答されました。
林業の現場では担い手が求められていることや大まかな仕事の流れがわかり、林業大学校のインターンシップ制度を活用し自分にあった就業先を探す機会があることなど、参加者が林業就業へ向けて理解を深めることができる時間となりました。
続いて、林業大学校と就業全般に関する2つのテーマに分かれて、グループで話をする時間を設けました。林業大学校のセッションでは、1日や1年の流れや取得できる資格、授業外の活動といった学校生活全般について話されました。また林業大学校卒業生である公文さんからは、体験・インターンシップの重要性が話されました。
一方、就業全般に関するセッションでは、自伐を含め仕事の内容や働き方、技術習得と安全性の関連といったことについて話されました。また、これから林業が盛り上がるための新しい働き方についても話されました。
高知県林業労働力確保支援センターの林さんが閉会の挨拶を行い、セミナーを終了しました。