令和5年度 開催報告
- 東京会場
- 第2回
高知県での林業就業に向けたステップを具体的に描く
- 令和5年 9月2日(土)
- 13時00分〜15時30分
ビジョンセンター東京八重洲
講師・ゲスト
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- 片岡 博一 氏
- ㈱明神林業 代表取締役
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- 森本 正延郎 氏
- ㈱みどりの恵 代表取締役
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- 黒田 稔之 氏
- 中村市森林組合
高知県の先輩林業就業者を紹介した動画「84われらが責務」を視聴して、現場の作業の様子や職場の雰囲気などを知っていただきました。
事務局(RPI)の司会進行により、高知県林業労働力確保支援センターの林さんの開会挨拶に続き、ゲスト、高知県森づくり推進課、高知県立林業大学校、高知県林業労働力確保支援センター職員の紹介を行いました。
高知県林業労働力確保支援センターの坂本さんから、「林業就業に向けた支援内容」について紹介しました。高知県では林業就業を目指す方々のために、林業に関する基礎的な知識の習得、体験ツアーの開催、求人情報の提供、スキルアップ研修等を実施しており、就業希望者に対して就業に向けた相談から就職までの一連のサポートを行っていることを説明しました。
高知県立林業大学校の森本さんから、林業大学校について説明を行いました。1年単位で学ぶ基礎課程と専攻課程のほか短期課程があり、ニーズやキャリアに合わせた充実したカリキュラムが組まれていることや、学校生活や卒業後の進路、研修生募集について紹介しました。
高知県移住コンシェルジュの田邊さんが、高知県の移住支援制度について紹介しました。また、お試し滞在施設や、移住体験ツアー、都内の相談窓口など、移住の一歩をサポートする支援内容について説明しました。
㈱みどりの恵の森本さんより、チェーンソーの安全な使用方法を説明しました。その他にも、作業の際に着用する安全防護服などの紹介もいただき、実際に参加者の方にも手に取ってもらいながら重さなどを体感していただきました。
VR伐倒体験では、VRを活用し、森の中で木を伐倒するシミュレーションを行いました。参加者は、実際に器具を装着し、チェーンソーの向きを変えながら少しずつ木を倒す体験をしました。
後半は、参加者とゲスト、支援機関が車座になりトークセッションを行いました。
はじめに、3人のゲストから仕事や生活の様子のスライド写真を見ながら自己紹介していただき、その後参加者からも自己紹介をしていただきました。
片岡さんからは、ご自身で林業の会社を立ち上げたことや、林業機械を使った作業の様子などをお話していただきました。森本さんからは、森林組合時代のお話や、海外の林業現場の視察に行かれ、環境に貢献する林業の仕事の大切さを感じたことなどをお話していただきました。黒田さんからは、神奈川でサラリーマンを10年間経験され、森林組合に就業するまでのスピード感溢れる経緯についてお話をしていただきました。
続いて、参加者からは、未経験から林業を始めるための道のり、林業大学校の選考試験、ご自身で持っている山で林業を始めるために考えるべきことや、お試し滞在施設の活用方法などについて質問が出され、ゲストを中心にお答えいただきました。
その後、参加者がより詳しく知りたいテーマごとにグループに分かれて、話をする時間を設けました。
第2回では、林業全般、移住、林業大学校の3つのグループに分かれ、より具体的な質疑応答が交わされました。最後に、ゲストから参加者へ、林業就業に向けたメッセージをいただきました。
高知県林業労働力確保支援センターの林さんが閉会の挨拶を行い、セミナーを終了しました。