令和5年度 開催報告
- 大阪会場
- 第2回
高知県での林業就業に向けたステップを具体的に描く
- 令和5年 9月30日(土)
- 13時00分〜15時30分
ハービスPLAZA 5階貸会議室
講師・ゲスト
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- 立石 憲生 氏
- 中村市森林組合 参事
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- 城武 良輔 氏
- 香美森林組合
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- 富高 慎大郎 氏
- 有限会社まんさく
高知県の先輩林業就業者を紹介した動画「84われらが責務」を視聴して、現場の作業の様子や職場の雰囲気などを知っていただきました。
事務局(RPI)の司会進行により、高知県林業労働力確保支援センターの林さんの開会挨拶に続き、ゲスト、高知県森づくり推進課、高知県立林業大学校、高知県林業労働力確保支援センター職員、高知県UIターンサポートセンターの紹介を行いました。
高知県林業労働力確保支援センターの坂本さんから、「林業就業に向けた支援内容」について紹介しました。高知県では林業就業を目指す方々のために、林業に関する基礎的な知識の習得、体験ツアーの開催、求人情報の提供、スキルアップ研修等を実施しており、就業希望者に対して就業に向けた相談から就職までの一連のサポートを行っていることを説明しました。
高知県立林業大学校の森本さんから、林業大学校について説明を行いました。1年単位で学ぶ基礎課程と専攻課程のほか短期課程があり、ニーズやキャリアに合わせた充実したカリキュラムが組まれていることや、学校生活や卒業後の進路、研修生募集について紹介しました。
高知県移住コンシェルジュの岸田さんが、高知県の移住支援制度について紹介しました。また、お試し滞在施設や、移住体験ツアー、都内の相談窓口など、移住の一歩をサポートする支援内容について説明しました。
中村市森林組合の立石さんより、チェーンソーを使い、安全な使用方法や様々な持ち方を説明していただきました。
VR伐倒体験では、VRを使用して、森の中で木を伐倒するシミュレーションを行いました。高知県森づくり推進課の古賀さんの実演に続き、参加者の皆さんがディスプレイとチェーンソーハンドルを操作しながら、木の伐倒や労働災害に繋がりやすいかかり木の発生など、様々な体験をしました。
後半は、参加者とゲスト、支援機関が車座になりトークセッションを行いました。
はじめに、3人のゲストから仕事や生活の様子のスライド写真を見ながら自己紹介をしていただき、その後参加者からも一言ずつ参加の理由など、お話をしていただきました。
立石さんからは、高知県は子育てしやすい環境であること、森林組合の経営の立て直しや人材育成についてお話をしていただきました。城武さんからは、まず高知県へ移住し林業大学校を経て林業に就業したことや、林業は家族との時間が取りやすいが、現場は大変なことが多いことなど、お話をしていただきました。富髙さんからは、造林の現場作業について、雨天時や斜面上での作業の大変さはあるものの、林業は自然が好きなら楽しめる仕事であることやドローンの活用により作業負担の軽減化が図られていることなど、お話をしていただきました。
続いて、参加者からは、就業前に林業大学校へ入るべきかどうか、家賃やアルバイトなどの在学中の暮らし、林業事業体の経営状況などについて質問が出され、ゲストを中心にお答えいただきました。
最後に、ゲストから参加者へ、林業就業に向けたメッセージをいただきました。
高知県林業労働力確保支援センターの林さんが閉会の挨拶を行い、セミナーを終了しました。